新着情報

NEWS INFORMAATION

2023年度 安全衛生大会を開催しました!!

 2023年6月10日(土)、オークスカナルパークホテル富山にて、「鳥羽システム・アスカエンジニアリング合同安全衛生大会」を実施しました。

 毎年7月1日から7日までは、「全国安全週間」と定められており、96回目となる2023年度のスローガンは、「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」です。そして、6月1日から6月30日まではその準備期間とされており、各現場での巡視やスローガンの掲示など、労働災害防止に関する取り組みが進められます。

 そのため、当社においては、毎年、その準備月間である6月の第二土曜日に、この「安全衛生大会」を開催しています。近年はコロナ禍の影響で開催を自粛しておりましたが、今回は実に4年ぶりに開催することができました。

 当日はお天気にも恵まれ、普段はなかなか会うことのできない他支店(営業所)の社員も、石川、福井、長野からはるばる富山に駆け付けて、4年ぶりの開催を喜び合いました。

 このホームページを見てくださっている皆様にも、当日の様子を少しご紹介したいと思います。

【1.開会の挨拶】

 弊社 代表取締役社長 牧田 仁志 より、開会の挨拶を行いました。

01_syatyou aisatu.jpg

【2.安全表彰】

 弊社及びアスカエンジニアリング株式会社のそれぞれから選出された表彰者計4名に、賞状と目録の授与を行いました。弊社においては、各支店長からの推薦によって選出された3名が受賞しました。

02_anzen hyousyou.jpg

 工事が輻輳し、様々な施工業者が作業する中、関連業者と密に連絡を取り合い、協力業者への指示や声掛けを常に行いながら、無事故・無災害で日々の業務を行っていることなどが、授賞理由となります。

 誰しも『より良い仕事をしよう』と思うと、ゼロをプラスにするという意識が働くかもしれませんが、 "安全を維持する"というのは、ゼロをマイナスにしないことではないかと思います。というのも、建設業界においては、『安全』というのは最低限守らなければいけない大前提で、その上でより良いパフォーマンスを目指さなければいけないからです。そのためには、日々の積み重ねが大切で、当たり前のことを毎日コツコツと積み重ねていくことが、ひいては"安全を維持する"ということにつながるのではないでしょうか。これからも社員の安全意識が向上するよう、安全衛生大会をはじめ、このような表彰も継続していきたいと思います。受賞者の皆さん、おめでとうございます☆

【3. 安全衛生及び作業安全について】

 鳥羽グループ内作業安全管理室 室長 室田(弊社 常務取締役)より、最近の事故(交通事故含む)の状況や災害をなくすための心構え等について発表がありました。

 近年、弊社においても、残念ながら、近道行動やルールを遵守しないことに起因する作業事故や交通事故が、少なからず発生しているのが現状です。

03_anzeneisei happyou.jpg

 建設業においては、労働災害の原因1位となっているのが「墜落・転落」であることから、心構えの一つとして、「1メートルは一命取る」という、印象に残るキーワードがありました。また、これから夏本番を迎え、熱中症対策にも取り組まなければいけない時期がやってきました。今の時期から体を慣れさせる「暑熱順化」が熱中症の発生リスクを低減させるという話もあり、日々の生活でも汗をかくような動き(適度な運動)や生活習慣(入浴)などを取り入れていくことが大切なのだと感じました。

 最後に、『安全』に対しては厳しい姿勢で臨み、たとえ取引先に対してでも、「だめなものはだめ」と止める勇気を持つこと、「あなたの代わりになる命はない」という力強いメッセージを伝えられました。

04_anzeneisei happyou2.jpg

【4.安全衛生活動発表】

 弊社のグループ会社であるアスカエンジニアリング株式会社(以下、アスカ)の社員より、アスカにおける「安全安心な職場を作るための取り組み」について発表がありました。

05_aska happyou.jpg

 アスカは、お客様の要望をシステムとして形にした制御盤の設計・製作を主力事業として行っている、制御盤メーカーです。自社製品はもちろん、他社で製作された既存の制御盤の修繕、改造なども行っています。弊社が工事で使用する制御盤の製作を依頼することも多くあり、制御盤の据付や改修の際には、両社の社員が一緒に現場で作業することもあります。

 そんなアスカ社内の製造現場では、電線や細かな部材などを扱うことも多く、「5S活動」に力を入れて取り組んでいるそうです。「5S活動」について、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、「5S」とは、①整理(Seiri)、②整頓(Seiton)、③清掃(Seisou)、④清潔(Seiketsu)、⑤躾(Shitsuke)をローマ字読みした際の頭文字の「S」を取ったものです。企業においては、必要なものがどこにあるのか、誰もが一目で分かるようになっていることが大切です。必要なものがすぐに見つからないと、仕事の効率は悪化しますよね?例えば、電線のように、見た目は似ていても一つ一つの太さが違う物を扱う場合、整理整頓されていなければ間違った物を使用してしまう恐れもあります。そうしたミスが増えてしまうことで、品質においても安全においてもリスクがある状態になってしまいます。

 その5Sそれぞれの活動について、アスカ内で取り組んでいる実際の様子を撮影した写真を用いて、わかりやすく簡潔に発表していただきました。安全で安心な職場環境は働いている人にとって大切なだけではなく、顧客サービスの向上や作業の効率化にもつながるのだということを、身をもってお話しされているように感じました。

【5.講演】

 『「人生は選択の繰り返し」~自分の決断を信じて~』と題して、北日本放送株式会社の荒瀬洋太さんにご講演していただきました。

06_kouen.jpg

 荒瀬さんは、かつてアナウンサー業務もされていたので、テレビやラジオでそのお姿やお声を見聞きしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そんな荒瀬さんですが、なんと、2000年のシドニーオリンピックに、日本代表として1500m自由形で出場された過去をお持ちだそうです!その荒瀬さんが、オリンピック選手になるまでの生い立ちや、人生のターニングポイントについて、ご自身の経験から得られたエッセンスも交えながらお話しいただきました。

 実は、中学校入学当時は、水泳選手ではなく、野球選手を目指していたものの、水泳のコーチが怖すぎて、「水泳をやめたい」と言い出せなかったという話には、驚かされるとともに、会場から笑みがこぼれました。

 荒瀬さんの水泳選手時代のスケジュールとして、「月月火火水木木金金土」という言葉がスライドに映し出されると、どういう意味かわからず「?」が浮かびましたが、なんと、これは一週間でトレーニングをする回数だそうです!荒瀬さんは、選手時代の、水曜日の午後と日曜日しか休養日がない、この過酷なスケジュールを、『「泳いで⇒食べて⇒寝て」というほぼロボットのようなスケジュール』と表現され、私たちはオリンピック選手のトレーニングはこんなにも過酷なのかと驚きを隠せませんでした。

 また、社会において、成功と失敗を繰り返し、それが自分の経験値として蓄積され、その経験を次に生かすことができれば、その経験が自信につながり、ひいてはその人自身の成長につながる。それは、アスリートのトレーニングとまったく同じなのだということは、アスリートの経験がない私たちにとっては、考えたことのない視点でしたが、なるほどと納得させられました。

07_kouen situmon.jpg

 講演後には、参加者からの質問にも答えていただき、時間いっぱいまで質問が飛び出しました。どの質問にも丁寧に答えてくださり、その中でも、緊張について話してくださった内容が印象に残りました。それは、「緊張しないということは不可能であり、良い緊張と悪い緊張がある。悪い緊張というのは、得てしてマイナスイメージが多い。自分が緊張した時に周りを見てみると、自分以上に緊張している人が必ずいる。こういう時はこう対処しようというのを自分の中に持っておいて、そういった場面を経験していくことで、緊張も受け入れられるようになる。」という内容でした。社会においては、誰しも緊張する場面があるかと思いますが、そういった視点をもって、周りを見渡し、どんな時も冷静に対処できたら良いなと思える、実践的なアドバイスをいただきました。

【6.閉会の挨拶】

 アスカエンジニアリング株式会社 代表取締役社長 寺林 淳一 より、閉会の挨拶を行いました。最後は、「ご安全に」の合言葉のもと、安全衛生大会を締めくくられました。

08_heikai aisatu.jpg

 安全衛生大会終了後は、待ちに待った懇親会です!今回は全社員が集まるせっかくの機会なので、この4年の間に入社した社員には、ステージ上で自己紹介をしていただきました☆特にレクリエーションなどは企画しませんでしたが、4年分の積もる話や美味しいお酒とお食事に、閉会時間ぎりぎりまで、存分に楽しむことができた懇親会でした♪

09_konsinkai.jpg

 今後も、社員同士、そしてグループ会社同士の親睦を深め、時には切磋琢磨しながら、より一層社業の発展を目指していきたいと思います!

トップへ